色鉛筆の硬度3種の違いを知って、作品に活かそう!色鉛筆の紹介も!

こんにちは!お絵かき講師の星海(ほしみ)です!

最近講座作りを頑張っています!
目標を持っていると
毎日楽しいですね^^

毎日進んでいくことを実感できると
心も安定します。
いいことづくめですね!

<星海輝の色鉛筆作品/愛してるよ>

さて、今回は色鉛筆の硬度について解説します。
硬度とは芯の硬さのことで
この違いによって線の太さや使い方が違ってきます。

実際に使ってみるのが一番早いのですが
知識もあると色々な変化をつけやすくなるので
ぜひチェックしておいてくださいね!

硬度は色鉛筆では3種類あります。
硬質、中硬質、軟質
と分類されています。

この3つの違いは結構大きくて
どんな作品を作るかによって
参考にしていくことが大事になります。

この記事では
硬質、中硬質、軟質の違い
それぞれの色鉛筆の紹介
をしていきたいと思います。

1 硬度とは

硬度とは鉛筆の芯の硬さのことです。

皆さんよく知っていると思いますが、
鉛筆のHBや2Bと言われる芯の硬さです。

普通の鉛筆だと9H~H、F、HB、B~6Bなどの
区分記号で表されます。

中心高度はHBで、Hの数字が増えるほど硬く、
Bの数字が増えるほど柔らかくなります。

JIS規格だと色鉛筆は普通の鉛筆の5B以上の
柔らかさとされています。

普通の鉛筆からすると相当柔らかい方です。
色鉛筆は顔料をワックスなどで固めているので、
基本的に鉛筆よりも柔らかくなります。

色鉛筆の硬質は鉛筆でいうと5B
中硬質が6B
軟質は6Bの4倍の柔らかさ

だいたい10Bの減り方と言われたりもします
なので、硬質と中硬質はそこまで変わらないイメージですが
軟質は相当柔らかいと感じると思います。

実際に私も初めて軟質の色鉛筆を使ったときは
「これが色鉛筆なの!?」
という衝撃を受けるほど柔らかく感じました。

一般的な色鉛筆とクレヨンの間のような感じです。

2 硬質の色鉛筆

特徴

図形や設計図(グラフや製図)を
書くための色鉛筆とされています。

絵を描くなら動物の毛などの線や
細密な描写をする時に使うと良いです。

細かい描写に向いているので、リアルな表現にも適しています。

硬いので面を塗るのは難しい部分がありますが、
全くできないというわけではありません。

色が浅くふんわりとした印象になるので、
優しい絵を描くときは硬質の色鉛筆でも十分だと思います。

具体的な色鉛筆の紹介
トンボ色鉛筆 カラーペンシル
製図にも使える色鉛筆です。

デザイン、設計、グラフ、学習用で彩色にも使えます。
実際に中硬質以上の柔らかい色鉛筆と比べてみたところ、

やや色が浅いですが
絵を描くことは十分にできると思います。
広範囲を均一に塗るベタ塗りをすることもできますが
細かい描写や線を描くことに使った方が良さそうです。

トンボ色辞典

筆記から描画までこなせる硬筆色鉛筆です。
色の名前を自然からとっていてネーミングセンスが素敵ですね。

コンセプトの世界観に浸れる色鉛筆です。
私もよく使いますが、毛の質感を出すのに抜群の色鉛筆です。

ただ硬筆色鉛筆の特徴として、色が浅いので、
深い色味を出すときは工夫が必要になります。

軟質色鉛筆と組み合わせたり、
水彩と合わせたりしていくとリズムが出て良い絵になります。

スタビロ オリジナル

細密描写に向き、リアルな表現ができます。

世界初の細新の硬質色鉛筆として発売されました。
耐光性が高い色鉛筆です。

160年の歴史あるメーカーで
ドイツ製の製品を製造しています。

折れにくい色鉛筆として有名になりました。
発色がよく明るい色が揃っていて
価格も手に取りやすい色鉛筆です。

おすすめ油性色鉛筆でも紹介しています!
◎合わせて読みたい記事はこちら◎

おすすめの油性色鉛筆はコレ!メーカー比較・描きたいもの別おすすめも!

 

3 中硬質の色鉛筆

特徴

筆記や図画に使うためとされている色鉛筆です。

一般的に使われる小学校の図工は中硬質の色鉛筆です。

中硬質の色鉛筆は程よい柔らかさで、
色鉛筆らしい風合いを出したい場合に適しています。

ファーバーカステル 油性色鉛筆、ポリクロモス

硬質の色鉛筆と比べると芯が柔らかく
深みのある色が出ます。

広範囲でもムラなく均一に塗ることができます。
柔らかい芯ですが、筆圧にもしっかり耐えてくれるので
ノンストレスに塗ることができます。

4 軟質の色鉛筆

特徴

陶磁器や金属、プラスチックにも使える。
絵を描くときは線を引くよりも面を塗ることに適している。

顔料が多く、とても柔らかい芯で
滑らかな描き心地が気持ちいいです。

柔らかいので芯の減りも早いのが玉に瑕。
値段も高めのものが多いです。

芯が柔らかいので、線をひくと太くなるので、
細密な描写の小さい絵には向きません。

大きめの絵を描くと良いでしょう。

三菱ダーマトグラフ

こってりとしたクレヨンのような
書き味でとても太い線を引くことができます。

油性と水彩があり、水性は水で消すことができます。

昔、小学校の先生がテストの採点をする際に
使っているのを見たことがあります。

当時はその見た目からも
線からも色鉛筆とは思いませんでしたね。

芯のところから出ている糸を下に引くことで巻紙を少し切り
ピリピリとめくっていくと下の方に隠れていた芯が出てきます。

個人的に思い出深いです(^ ^)

まとめ

このように高度の規格は決まっています。

色鉛筆は温度の影響を受けやすいことや
人によって感じる硬さが違います。

知識として知っておいて
実際に使ってみて活かしていくという
感じにしていくと良いと思います。

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